蕎麦

 

食薬一口ばなし

 

蕎麦

 

蕎麦畑一面に、白い花が見られる季節になりました。

立ち食いソバの店がある駅も多く、手軽に蕎麦を楽しめます。手打ちそばも作ってみたいと思えば、教室もいくつかあってプロ級の腕前を発揮することもできるかもしれません。

十割蕎麦はそば粉100%で作りますがまとめにくいので、初めは小麦粉を半分使うとまとめやすくなります。二八蕎麦は、そば粉八割使用し小麦粉二割りは強力粉を使うと良いでしょう。 

蕎麦のつなぎには、小麦粉の他に山芋やヤマゴボウ(オヤマボクチ)を使うところもあります。

 

「秋の信州そばまつり」が、9月から11月にかけて県内各地で行われています。日照りの多い年は蕎麦の出来も良いようです。 

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そば畑 三浦郡葉山町 9月 そば米 蕎麦米 食薬一口ばなし 蕎麦 薬膳健康づくり研究会 秋の信州そばまつり
そば畑 三浦郡葉山町 9月

 

【薬膳として】 

 

蕎麦(そば)はタデ科で、全国各地の山間部や北海道で収穫されます。

理気類で、性味は(涼・甘)、帰経は(脾胃大腸)、働きは(開胃寛腸・下気消積) 応用例として、食べ過ぎたときや下痢をしたときに、蕎麦を大根おろしと食べたりします。

胃腸の弱い方や冷えて寒い方は、食べるのを控えます。

 

【日本の蕎麦の始まり】 

 

 日本に蕎麦が伝えられたのは、縄文時代に中国の雲南から北上して一部はバイカル湖方面へ、 一部はダッタン付近からアムール流域へ、その一部が南下して朝鮮半島を経て日本に伝えられたものと考えられます。その時代は、まだ米の栽培は無く主食は麦に雑穀類。その中に蕎麦がありました。

 弥生時代に入ると、蕎麦・麦の他に水田が作られるようになりました。このころから人々の主食は、蕎麦や麦から米へ移行していったと考えられます。しかし、蕎麦は米が不作の時の補助食糧として、また祝事や祈祷の時に使われる貴重な存在でした。蕎麦の生育にはあまり土を選ばず肥料もいりません。発芽時は霜に注意が必要ですが寒さにも強く、雑草を防ぐ力があり約75日で収穫ができます。

 江戸時代には、ひき臼による製粉の技術が進み、そば粉を練って食べる「蕎麦がき」「蕎麦もち」「蕎麦せんべい」などが作られ、「蕎麦めし」も好んで食されました。蕎麦切り(今の蕎麦の形)は江戸時代に創作されました。

そして「年越し蕎麦」は江戸時代の名残をとどめる祭事となったのです。

 

参考図書

 

  • 薬膳素材辞典 辰巳洋主編
  • 「日本人は蕎麦の事を何も知らない」 山縣基与志著
  • 「園芸ノート・そば」 榎本嘉明著
  • 「蕎麦辞典」 植原路朗著

 

 

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