役に立つ身近な 食品・生薬
魚腥草(ぎょせいそう) 別名(十薬・ドクダミ草)
(名称) |
魚腥草(ドクダミ科)、十種の効能があるので十薬、また特有の臭気を 毒気と思われ、(毒溜ドクダメ)がドクダミに変化。 |
(産地) |
北海道の南部から本州、四国、九州と各地の陰地に野生する多年草で、東アジアに広く分布。 |
(特徴) |
地下茎は白く枝分かれして伸びる。茎は20~50cm。 |
(採取時期) | 5~6月 花が咲いている時期に、根も含めた全草を採取し、日干しにする。生の葉は随時必要時に。 |
(食べ方) | ◆ 生の柔らかい葉は天ぷらに、茹でて水にさらし酢みそ和えや三杯酢に。 ◆ 利尿、便通、高血圧予防に: 小鍋に乾燥した魚腥草20~30gと水3カップを入れ、火にかけ沸騰したら蓋をし、弱火で半量になるまで煎じ、食間に3回に分けてお茶代わりに飲む。 |
(応用) | ◆ 化膿性の腫れ物に: 新鮮な葉をあぶって柔らかくし、患部に当てると膿や腫れがひく。 ◆ ニキビ、湿疹、美容に :【化粧液の作り方】 根以外のドクダミを約1カ月陰干しし、よく乾燥させたものを日本酒1ℓの中に加え、蓋をして冷暗所で1カ月保存し、こしてからグリセリン50mlを加え、小瓶に移し、冷蔵庫で保存。(朝、晩、お風呂上り等に使用) |
(性味) | 微寒、辛、苦 |
(帰経) | 肺、胃、大腸、肝 |
(働き) | 清熱解毒 利尿通淋 清熱止痢 |
(文献:薬膳素材辞典 薬草カラー辞典 薬草・漢方薬) |
(一重の花)
(八重の花)