役に立つ身近な 食品・生薬
~ 熱中症予防 ~
8月に入り7日はもう立秋になりますが、まだまだこれから暑い日も続きますので、
熱中症について引き続き注意が必要です。そこでその対策と、薬膳としてもおすすめの食材をあげてみました。
【熱中症とは…】
人は体温が上がり過ぎると、汗をかいたりして体温のバランスを調節していますが、暑い中、長時間
屋外にいたり、体を動かしたりしていると、体温調節の機能が乱れ、体温の上昇、多量の発汗で
津液(水分)や、気(エネルギー)が失われ、
脳への血流が低下し、めまい、立ちくらみ、頭痛、
倦怠感など、熱中症の症状が現れます。
【熱中症対策】
めまい、ほてり、立ちくらみなど、熱中症のサインを感じたら、早急に涼しい場所に移動して、
身体の熱を冷まし、水分(ナトリウムを含むスポーツドリンクなど)を補給し、
充分、休息を取る事が大切です。
熱中症は、重症化すると命に関わる事もあり、体温調節の働きが弱い、子供や高齢者は、
特に注意が必要です。
又、胃腸の不調(吐き気や下痢、食欲不振など)を伴う熱中症の場合は、
体内に溜まった余分な水分「湿」を取り除く為に、過剰な水分補給には気をつけましょう。
【おすすめの食材】
☆ 体が熱くなっているとき
清熱解暑・・・熱を取り除き、夏の暑さから身体を守ります。
粟、セロリ、セリ、苦瓜、緑豆、バナナ、緑茶など
☆ 体の水分が足りなくなっているとき
生津止渇・・・津液を生じ、喉の乾きを改善します。
きゅうり、トマト、豆腐、西瓜、パイナップル、マンゴー、ぶどうなど
☆ 食欲がなくなっているとき
健脾胃・・・気を巡らせ、脾胃の働きを良くします。
はと麦、しょうが、紫蘇の葉、陳皮など