平成29年度(2017年)

薬膳健康づくり研究会行事報告 平成29年度

 

 

平成 29 年度 講演会 開催報告 

 

日程・場所: 平成29年10月21日(土) 横浜市社会福祉センター

講師:  早稲田学 ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所

ヘルスフード科学部門研究院教授 農学博士 矢澤一良先生

講演テーマ:薬膳に生かす機能性食品 -健康長寿を支えるために―

 

食品の持つ機能について様々な角度から豊富な資料を基にお話しをいただきました。さらには知的食生活の提案として、実際の薬膳レシピを基に「機能性薬膳」の考え方を深めていただくなど、熱意に包まれた講演会でした。

 

講演内容より

 

 人類が誕生した頃は弱い存在だった。外敵からどうやって身を守るか、いかにして食料を確保できるかを常に強いられていた。

現在の日本は超高齢化社会になってきており、アンチエイジングに取り組むことが必要になってきている。健康寿命を延ばし、未病状態を守りながら生きてゆく事が必要になる。

 

講師   :早稲田学	ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門研究院教授 農学博士 矢澤一良先生 講演テーマ: 薬膳に生かす機能性食品 -健康長寿を支えるために―

 

 健康寿命を延ばすには、年齢、性別、季節、時間、環境変化、遺伝的状態などを考慮に入れて知的食生活をしなければならない。

食べものはおいしくなくてはならない。おいしい食べものは脳にリラクゼーションを与え血流が良くなる。免疫力も上がる。

このような機能を考えた食材で作る食事が健康を維持することになり、おいしいものを作れる人が必要になる。

会で作ったおいしい薬膳料理の写真を紹介した。

このように食物の持つ成分とその性質と応用を考えながら食物を摂取していく知的食生活の提案を「機能性薬膳」として世に知らしめていく事が、健康寿命を支えることに繋がるのではないだろうか。

 

講師   :早稲田学	ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門研究院教授 農学博士 矢澤一良先生 講演テーマ: 薬膳に生かす機能性食品 -健康長寿を支えるために―

 

 

平成29年度 中医薬膳学勉強会 開催報告

日程・場所: 平成30年2月7日(水) ウィリング横浜

講師:  本草薬膳学院学院長 国際薬膳師会会長 順天堂大学医学部・国際教養部 兼任講師

辰巳 洋 先生

テーマ: 「薬膳茶」

 

先ずは薬茶とはから始まり、歴史や普及、薬膳茶に使う食材・種類・配合など、色々とわかりやすく、奥の深いお話しを伺うことができました。

様々な薬膳茶があり、伝統的なものや身近に作れそうなものもあり、質問にも丁寧にお答えいただき、二時間半があっという間でした。

 

平成29年度 中医薬膳学勉強会 講師 本草薬膳学院学院長 国際薬膳師会会長 順天堂大学医学部・国際教養部 兼任講師   辰巳 洋 先生 テーマ  「薬膳茶」

 

 

 

中医学基礎理論講座について

 

薬膳料理の基本となる中国伝統医学(中医学)の基礎理論を体系的に学習したいという会員の希望もあり、上海中医薬大学附属日本校の教授・中医師の高橋楊子先生を講師にお願いして、平成28年度から設けられた講座です。

当会の各教室で実施している料理についての弁証施膳方針を理解し、その応用として薬膳レシピも作成できるためのステップとして、大切な知識の習得にもなります。 終了しました。​

 
  • 3回目 2017年6月12日 中医学基礎理論講座3

内容:

「病因・病機」

  • 病因とは*一次的病気の原因(外因、内因、不内外因)

*二次的病気の原因(一時的病因の異常から)

  • 病機とは*病気のメカニズムのこと
 
  • 4回目 2017年7月10日 中医学基礎理論講座4

内容:

「経絡・薬膳の考え方」

  • 経絡は帰結を全身にめぐらせるルート
  • 12経脈の流れと分布について、ツボについて、治則について
  • 養生の原則は『天人合一』:自然のリズムに合わせて暮らすことが大切
 

講座は大変好評にて終了しました。

 

 

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